津子育ち講座6月

今日は初めての方が3人みえて、全員で14人の大人数での子育ち講座でした^^。

まずは根っこの話から。木が50年、100年先も元気でいられるようにまず根っこが育つように、環境を整えてあげる。子どもも同じ。10年、20年、それ以上先も元気で幸せに生きていけるように、子どもの根っこ=生きる力が伸びるように考えていく。子どもはもともと生きる力を持っていることを信じて^^。

まず、余計な手出し口出しをしない、待つ、見守る、という考え方でやってみませんか?というところで、初めての方が「どうやって待ったらいいかわからない」と。その方は毎日子どもが水筒を学校に持っていくのを忘れるので、水筒持った?と何回も確認するそうです。それでも子どもは水筒を持っていくのを忘れることがある。どうしてだろう。。。と。

もし水筒持った?と言わずに見守ってみたらどうなるかな?と聞かれると、全然平気で水道の水を飲んだり友達にもらったりすると思う、と。これを聞くと、その子、なかなか生きる力あるんじゃない!?と思った周りの方に対し、お母さんは1人、困るんです。。。と。

子どもは水筒、実はいらないのかな?じゃあ、本当に何日も何も言わなかったら子どもはどうするんだろう?これはもう、やってみないとわからない世界なんですが、お母さんはどうやら「きっと水筒を忘れ続けてどうしようもないと思う」と決め付けているみたいです。

ここで決め付けてしまうと、子どもの生きる力を伸ばすチャンスにはならないかも?水筒一つのことだけれども、学校で喉が渇くな。自分で水筒を持って行こう、と子どもが自分の頭で考えて、自分で水筒を持っていくぞ、という気持ちになるといいですよね。

そうなるためには、やっぱり子どもに自分で考える力がある、と信じて、お母さんが見守ることをやってみないと、今の状況を変えることはできないのでは?そんな話になりました。

とってもわかりやすい実例があがったので、皆さん、考えやすかったみたいだし、案外自分以外の人のことのほうが客観的に、冷静に考えられたみたい^^。

ぜひ来月、見守るをやってみて、の報告を聞きたいなぁ、と思いました^^。

*ハレハレ保育から*
5人の子どもたち。はじめての子が2人。久しぶりの子が1人。
お母さんとのはなれ際、ほのちゃんは大泣き。お母さんの首に手を巻きつけてはなしません。すごい力です。お母さんとふたりがかりでほどいて部屋の中へ。大きな声で泣いていました。そらくんはハンカチをにぎりしめて泣いています。でも、お母さんには自分から手を振ってバイバイしました。1才のゆうくんはチャイルドシートで寝ています。車で寝てしまったとのこと。抱っこしても眠っていました。はじめてのさきちゃんは、お母さんの胸に顔をつけて泣いています。私が抱っこすると私の胸にペタッと顔をつけてきました。
2人はハレハレ保育のお母さんに抱っこ。2人は大泣き。3才のまおちゃんは楽しそうにブロックで遊んでいます。
さて10分ぐらいたったでしょうか。どうなったと思いますか?
ゆうくんはハタと目覚めてあちこち動き出しました。お母さんがいないことはどうなってる?大泣きのほのちゃんはいつの間にかニコニコ顔。ブロックで遊んでいます。さきちゃんは顔を離してみんなのほうを向いています。そらくんはブロックをさわっていました。泣いている子はいなくて、何やらそれぞれに動き出していましたよ。
どの子もお母さんがいなくてもそこにいる大人の人をお母さんにしていく力、お友達と遊ぼうとしていく力があります。本当にどの子にもあるな〜と実感します!