豊橋の子育て講座から

「ほめると子どもはどうなるの?」

子どもをほめることが今の社会では常識のようになっています。
ほめることが悪いということでなく、
単にほめたらいいというだけで、おかあさんが子育ての手段として「ほめる」を使い続けたら
いったいどんなふうに子どもは育っていくのか?
立ち止まって考えてみました。

ほめると子どもはどう育つかがテーマに。
自分の子どもをどんな時に誉めているか、の問いかけに、
子どもをのせて事がうまく運ぶように誉めているとか、
子どもがほめて欲しいとアピールしてくるので、仕方なくほめているとか、
やる気が出るとか子どもが出来たことをお母さん自身が嬉しくてほめているとか。
どんどん出していくうち、育ってほしい方向とは反対の方向に向かってやっていることに、
みんななんとな〜く感じたようです。
中でも印象的だったのが、親元に15才までいてそのあとは、
下宿で親元を離れたお母さんの話し。
いつも親に誉められていて、それなりに勉強に運動に頑張っていた。
15才の時、親元を離れたとたん、誉められなくなり、
勉強などやる気が全く出ず、だらだらとしていた。
誉められないことを受け入れるのにかなり時間が必要
だったそうです。
そんな、切実な事も聞きながら、ほめることに対しての自分の考えを改めて考える時間になりました。


☆☆☆☆☆☆参加者の感想☆☆☆☆☆☆
自分では子どもをほめているつもりは余りなかったのに
、講座を受け終わってから、子どもが「お母さん見て」や「すごいでしょ」を
一日に何度も言っているのに気付きました。
私の誉め言葉が欲しいためにアピールをしてくるのです。
それは、子どもが出来たことを何も考えず、喜んでいて、
子ども自身の達成感を誉め言葉とすり替えていた結果なんだと。
誉め言葉以外でも、子どもがなかなか出来なくて、親が待てなくて、
手を出す事も出来る喜びを奪っていたんだと。
親のたった一言や行為が子どもの大切なものを奪っているんだと。
勿体ないことをしてたんだと改めて思います。
これからは、自分の喜びは自分の心の中でそっと感じ、
今まで待ていられなかった事も待ってあげれる気がするし、待ってあげたいです。
子どもにたくさんの達成感を味あわせてあげたいです。(3人のママ)


子育て講座に参加するようになって少しずつ自分の気持ちをコントロールできるようになった気がします。
以前は子供が思うようにやってくれないとイライラしてキツく言ってしまったりしてたけど、
(よくないと思いながら子供にあたってスッキリさせようとしていたのです)
まず気持ちを受け入れてあげないと子供の中には本当に伝えたいことは入っていかないなぁと感じて、
イライラとあたるのを止めることができるようになりました^^v

知らなかったら今頃どうなっていたかと思うと…怖いです・・・・(おー君ママ)