松阪子育ち講座 2月

今月の松阪の子育ち講座では”ほめる”ということについて考えてみました。

まず、どんな時にほめてるかな?ということを出し合いました。皆さん、むやみやたらにほめるのはちょっとどうなのかな?と思われていて、がんばったのを認めてあげたいときにほめる、といった意見が多かったかな。

子どもはほめられるとどんな気持ちになるんだろう?嬉しいかな。じゃあ、ほめられると子どものやる気はアップするのかな?確かに、一時的にアップすることもあるかもしれないけど、案外そうでもないこともあるかも?ほめられたい、お母さんに喜んでもらいたいからやる、など、やる目的がすり替わってしまうかも?そんな話になりました。

むやみやたらにほめるのはちょっと、と思っているお母さんに、それはなぜ?と聞くと。。。実際に経験談として、ほめてほめてほめまくる育児をしていたら、子どもがほめることを強要することになったり、ほめられないと不満げになる様子を見てこれはいけない、と思ったそうです。確かにこれはあるかもねぇ!と。

それでは、子どもが大人になったとき、子どもの時のようにほめてもらえる、っていう環境に常にいられるんだろうか?いやいや、きっとそうじゃない。世の中そんなに甘くない。誰もほめてくれない職場環境になる可能性だってもちろんある。そんなときにほめられなれてる子はすごくしんどい思いをしそうだな。ほめられてやる気を出せる子、もいいのかもしれないけど、ほめられなくてもやりたいことはやる、やらないといけないことはやる子のほうがどんな環境に置かれてもやっていけるんじゃないかな?

ほめるのはいけないこと!とか、いいこと!というのではなくて、いつでも”どんな子に育って欲しいのか?”を頭において、その時々で”ほめる”ということがその子がそういう子に育つのにふさわしいのか、どうなのか?そんな風に考えながらやっていきたいなぁ、と思いました。