津子育ち講座4月

今日は4月から幼稚園に入園したお子さんのいるママが、子どもが幼稚園に行きたくない、と泣いたり、帰宅する時にいつも泣いている、とか、幼稚園のバスに乗りたくない、と言う、という話が出たので、子どもが”泣いた時どうする?”というテーマで話をしました。

例をあげて。”お母さんが幼稚園のお迎えの時間を間違えて、迎えにいったら自分の子供が一人だけ残って泣いていました。さあ、なんて声をかける?”

「ごめんねぇ」「お母さんが悪かったねぇ」「寂しかったね」とかけよって抱っこする気がする、というお母さんが大半!

では、実際にやってみよう!ということで、あるお母さんが3人の方を子どもと思って、このような内容のセリフを3回言いました。さて、子ども役の人はどんな風に思ったかな?

「そうだよ、お母さんが早く来てくれないからだよー」「お母さんが悪いんだよー」などのほかに、「私ってかわいそうな子なんだ!」というのがありました。これって、あなたはかわいそうな子なのよー、ってあえて刷り込んでしまうことになるのかもしれないですねぇ!

どんな子に育って欲しいかな、というのを出し合うと、素直な子、やさしい子、自分で考えられる子、どんなときでもへっちゃらなたくましい子、などがいつもあがるんですが、「ごめんねぇ!」と迎えに行ってたら、お母さんがいないときでもへっちゃらな子!にはきっとならないような…?

じゃあ、どうしてお母さんは謝るのかな?自分の中の申し訳ない、可哀想なことをした、という罪悪感を謝ることで自分で勝手に帳消しにしてることもあるかもしれない!?

お母さんが謝りたいだけで、子どもは別に謝罪なんて要求してないんでしょうねぇ。お母さんが来てくれたらそれで十分なんでは^^。

子どもが泣くのをかわいそう〜、と見るのではなく、子どもが自分で気持ちを切り替えたり、つらい?いやな?その時の状況を乗り越えるチャンスだ!と見れたら、お母さんの対応もきっとずいぶん変わるし、心から子どもを見守れそうですよね^^。子どもの心が育つチャンス!いっぱい見つけていきたいなぁ、と思いました^^。

*ハレハレ保育のお母さんより*
テーマは「私はみんなのお母さん。見守る。」です。
お母さんとはなれる時に、お母さんにしがみついて泣いていたゆめちゃん。「おいで。」ゆっくりですが手をはなして私のほうに手を伸ばしてきます。私をお母さんにしようとしているのかな。

靴をはく練習中のそら君。何回かやってみて足をくつの中に入れましたが、かかとがはいりません。「立ってごらん。」じっと自分の足を見ています。左は入りました。右は手伝ってもらって完成!にこっ^。ゆっくりとした時間が流れました。

3才のまおちゃん。「おいでーいっしょにいこう。」と声をかけますがだれも動きません。どうするかな。もう一度声をかけますが、動きません。すると自分から寄って来て、いろいろ話しかけています。体を触ったりするので、ゆめちゃんは泣いてしまいました。しばらくするとまた「おいでー」と坂の上から呼んでいます。まおちゃんは他のお友達がとっても気になるんですね。

いろんな子どもの世界がみえてきます。