松阪子育ち講座7月

今月は子どもが“泣く”ということについて考えました。子どもが泣くとどんな気持ちになる?という問いに、だんだんイライラしてきてもういいかげん泣き止んで!と思う人もいれば、泣き止ませられない自分はダメだわ。。。と落ち込む人もいたり。“泣く”というのはお母さんにとって嫌なこと、困ったことになっていることが多いようでした。でも、それって一体だれのことを考えているのかな!?泣いている子どものこと、考えているかな?

じゃあ、子どもが泣くってどういうことなんだろう。話し合ってみると、子どもは素直に自分の嫌だー、とか、痛いー、という思いを泣くことで表現しているだけだよね?と。だれでも、いやだ、とか、苦しい、とか、つらい、とかいう思いはわいてきます。それを感じちゃダメ!表しちゃだめ!っていうのはちょっとおかしい。それを子どもは泣くことで表現しているわけだから、無理やり「泣いちゃだめ!」「いいかげんに泣き止みなさい!」などと止めるのはどうなんだろう?

大人でも嫌なことがあったとき、友達に思う存分愚痴をいって、あ〜、すっきりした!もういいわ、と気持ちを切り替える経験、ありますよね。子どもの泣く、っていうのはこの愚痴をいっているのに似ているな、と思った私です。愚痴を相手に止められたら、すっきりしないですよねぇ!

でも、愚痴を言い終わったらすっきりして気持ちを切り替えられるのと同じく、子どもも思う存分泣いてすっきりしたら、自分で気持ちを切り替えられるんじゃないかな?自分で泣きやめるんじゃないかな?そんな話になりました^^。

“泣くこと”に動揺せず、子どもが自分で気持ちを切り替えられる=生きる力がある、と信じて見守れる母でいたいな、と思いました。