豊橋子育ち講座11月

今回は体調を崩している人がちらほらいて、参加人数は珍しく5人。全員揃うまで40分くらいあったので、まずは前回やってみてとか、近況報告。色々出た中の一つ。
自分と子どもとお友だちとその子ども、4人で動物園に行きました。そこは遊園地もある動物園で、ドラゴンと言う乗り物に乗りたいと言ったり、気に入ったおもちゃを買ってと言ったり。それは今回は辛抱させたい母がいて、「それは、パパやおばあちゃん、みんなで来たときに買ったり乗ったりしようね」と伝えたら子どもは素直に「うん」。その事をうちに帰り、パパに報告。で、次の日、子どもはパパとおばあちゃんに預けて母は外出。帰ってきて話を聞いたら、今日動物園に行ってきたとのこと。見ると昨日欲しがっていたおもちゃが。当然ドラゴンにも乗ってきたらしい。昨日動物園に行った事をパパに話したのに、何で行ったの?そんな思いは心に湧いた。その夜、お風呂で「ママは僕の言う事 、何も聞いてくれない。パパやおばあちゃんは何でも聞いてくれるのに。」その言葉にガ〜ン
おばあちゃんはともかく、パパと比較されてショック。どうして私がいるときに乗ったり買ったりしててくれなかったの?そんな思いがフツフツと湧いてきたとのこと。そこで、今日のテーマ、それにしましょうと言うことに。
まずは「どんな子どもに育ってほしいか?」の問いに、いつでもどこでも誰とでもやっていける子、素直な子、優しい子、いろんな事を乗り越えて生きていける子、などなど。次に「ママは僕の言う事、何も聞いてくれない」と言われた時、どう思う?母の心の中はどうなってる?という問いに、「そういう風に思うんだ」「何にもってことはないでしょ」「日頃からあまり思い通りにさせてないからそう思うだろうな」「そう思うんだ〜」「どうしてそう思うか聞いてみたい」などが出ました。
じゃあ、そう思ったあと、子どもになんて声かける?「どの辺りがそう思った?」「あれも聞いてるし、これも聞いてるし、何で?」「そう思うだ」「どういうところが聞けてない?」などが出ました。じゃあ、「ママは僕の言う事を、何も聞いてくれない」を子どもの芽が伸びるチャンスにするにはどうしたらいいと思う?の問いに、一同「ん〜」この事がチャンスに見える?一同「ん〜」チャンスにするにはどんな言葉が出てくる?一同「ん〜」
じゃあ、どうしてそう思うのか聞いてみたくなるのはどうして?「子どもに聞いて、次からはそう思わないようにするため」「子どもの気持ちを聞きたいから」どうして聞きたいの?「子どもが気持ちを出すと楽になれるんじゃないかな」本当に子どもの事を思って聞いてる?聞いてどうしたいの?「自分が納得したくて聞いてるかも」色々やり取りしていくうちに、子どもの事を思って聞いていたことが、実は自分が納得したいがために聞いていたとほとんどの人が気づいた感じ。その時、一つ例を出してくれました。
子どもが幼稚園に行きたくないと毎日グズっていて、それでも休ませることなく行かせていたら、ある日すんなり幼稚園のバスに乗って行った。行ってくれるのはいいんだけど、何で行けるの〜、と、送り出した母の方がモヤモヤ。このお母さんは納得型のため、子どもが納得していないのに何で幼稚園に行けるの〜、そんな思いだったそうです。子どもを納得させてから動かしていたら、将来苦労するのは誰でしょう?子どもですよね。自分が納得型だと気づいて、悲観するのではなく、納得型だと自分を受け入れることで、次の一歩が出てくるかも。
「ママは僕の言う声を何も聞いてくれない」この言葉は、自分の思った事を素直に言える、そしてその事を乗り越えていける力がついている、いつも講座の始めに出している、どんな子どもに育てほしいか?、今回出してくれた例は目指している子どもになっていてるという、証でした。その事が見える母になりたい。講座をやりながら、みんなで少しずつ少しずつ、目指しているところに近づいている、そう感じさせてくれる講座でした。

ペンネーム……あゆ
子どもが自分の気持ちを素直に出せるのは良い状態なんだと、改めて確認・再認識できて、モヤモヤしていた気持ちがかなりすっきりしました。ただ、自分に迷いがあることに関わってくると子どもに対する問いかけが、根本的には自分の為のものだったということを知り、反省しました。何でも素直に出して欲しいと言う気持ちを忘れず、どんなことでもドンと受け止められるよう心がけてみようと思いました。

ペンネーム……TOMOママ
子育て中は、どんなことも「子供達のため」と思ってやっているけれど、よくよく考えて調べてみると本当のところは誰のためにやっていることか・・・。「えッ!私自分のこと思ってる?」そんなことを今回も、きずかせてもらった気がしました。日ごろやっていることを、当たり前と思わずに、本当のところはどうなんだと考える。それもひとりでなく、みんなでいろんな角度から・・そして見えてくるものがある。そんな「子育ち講座」なかなか病みつきになります。今回は、3年前の出来事から、「納得したい自分・納得させたい自分」を発見することも出来たし・・何年通っても新しい発見があります。

ペンネーム……mieママ
心は見えない、でも見える人になりたいと思っていました。でも、見方がわからなかったのです。その、糸口がもらえてうれしかったです。どんな人にも、心から発する、伝わるものがありますね。子供は特に、思ったこと、感じたことをどんどん出してほしいと思いました。