松阪子育ち講座5月

今日は久しぶりに初めての方がみえて、木の根っこの話を復習しましたー。木の根っこを子どもの生きる力に例えてみると。。。木が20年、30年先、台風や日照りなどの逆境にも負けずに元気に育っていくために。。。その頭の枝葉を支えられるしっかりした根っこをまず育てる。子どもも一緒で、つらいこと、困ったことがあったときも自分の力で乗り越えていけるように、子どもの根っこ=生きる力を小さい頃から育てたいね、という話。そして、その根っこを伸ばすには肥料=愛情を少し遠くにおいて、さあ、自分の力で伸びておいで〜、と足りなさを用意する、そんな話を聞いて初めてのお母さんはびっくり!
今までは手をかけ、手をかけ色々してあげるのがいいんだと思っていたそうで、それこそ、ご飯を食べさせて、と言われたら食べさせてあげるし、靴を履かせて、といわれたら履かせてあげていた、とのことでした。足りなさで育てる!という初めてのやり方にびっくりはしたけど、子どもが生きる力を伸ばしていくには大事だな、と気付かれたみたい^^

そのあと、ちょっと具体的に考えてみよう!ということで、”暑い日にお茶を持っていず、子どもがのど渇いたー!暑い〜、と言ったらどうする?”と聞かれて。。。ちょうどこの間そんな状況になり、お茶買ってー、と言われたけど、おうちまで我慢するよ、と言って帰宅した、という例も出たんですが。。。あれ?皆さん、案外そんな経験ないみたい!?
そうか、最近のお母さんたちは用意周到で、暑さ対策に色々なものを用意していて、外出先で子どもがのど渇いたー!暑いー!なーんて言うようなことが起こっていないのかも!?
確かに最近便利グッズも出てるし、育児雑誌にお出かけの必需品なーんて書いてあるから、皆さん色々用意してでかけるんだよねー。結果的に、子どもが困らない状況を作り上げてしまっているのかもな。

でも、子どもが困るってすごく大事なチャンスなんだよね。のど渇いたー!暑いよぉー。どうしよう!?って子ども自身が考え行動するのには大事な機会。でも、外で暑いとぐずられたり泣かれたりするとお母さんがつらい。。。お母さんが困らないために、子どもが困らないように前もって手を打っているのかも。それは誰のことを考えてる?子どものことを考えてるのではない様子?

子どものことを考えたら。。。少しくらいの不便、困難はすすんで用意してあげるくらいの気持ちでいるのも、お母さんが子どもにしてあげられることだなぁ、と改めて思いました^^。

うちの子困らないんですー、というのは本当なのかな?本当に困らない子、なのか、実は困らない状況が整っているのか、もう一度よく見てみたいです。

初めてみえた方も、今はあらゆるところで手をかけてあげているそうで、いきなり全てを足りなくするとお母さん自身も大変になりそうだから、まず、一つやれそうなところで、自分でやるのを待つ、というのをやってみたい、と言ってみえました。さて、どうなるかな?また次回が楽しみです^^。