松阪子育ち講座6月

今日は久しぶりの大人数!11人での講座でした。まずは先月の『困ったときがチャンス!』から、1ヶ月やってみて、を出し合いました。
前回初めてみえた方。前回は子どもが自分で靴を履いたりご飯を食べたりしない。。。と困ってみえましたが、足りなさを用意する、を意識して手出しを控えたら、自分で靴も履くし、ご飯も食べるようになった!とびっくりされたそう^^。子供の要求に応えようとあれこれするのではなく、一歩引いて見守ったら案外何でも自分で出来る子どもさんの様子が見えたそうですよ。
他にも、学校のお友達がドラえもんジャイアンのような子であれこれ困らされていました、という方も。お母さんと子どもさんのやり取りを聞いていると。。。あれ?お母さん、ドラえもんみたい!という声がっ!言われたお母さんはびっくり!自分は見守って足りなさを用意して子どもに考えさせてるつもりだったけど。。。あれ?違ったの?私、ドラえもんみたいに助けてたの?と目が点!子どもが困ってたら何とかしてあげたいのが母心。足りなさを用意していても、まだまだ十分足りているのかも、と気付くきっかけになったみたい^^。

では今日のテーマ!『子どもがわがままだな、と思うとき』をみんなで出し合いました。薬を塗って欲しい!何が何でも塗って欲しい!とお母さんとけんかになる、という方や、歯磨きを嫌といったり、お母さんがして、お父さんがして、結局嫌、となかなかすんなりしなかったり、着替えをなかなかしないで遊んでばかりだったり、洋服を欲しい、ほしいと言いつづけたり、と色々な”わがまま”や”いらっとすること”が出ました。
わがままってどういうことだろう?を考えてみると。。。人の気持ちも考えずに自分のことばかり、とかいう意見もあれば、子どもは実は言いたいことを言ってるだけで、それ自体は悪いことではないのかも?などという意見もありました。

歯磨きを嫌がる子どもとお母さんとのやり取りを改めてよく聞いてみると、お母さんの付き合いかたが子どもの「嫌!」という言葉をどんどん引き出している感じ?そんなやりとりだとどんどん「嫌」と言いたくなりそうだなー、なんて感じたりもして、お母さんの受け方で子どもが頑固になったりすることもありそうだな。

それから、子どもが何か言って来たときに、すぐに対応して、いい、だめ、やりなさい、なんていうのも実は足りなさとは反対なのかも、という話も出ました。お母さんがすぐに対応せずに、そのあと子どもがどうするか、を待つ、どんな様子かをよく観察する、そのことでお母さんではなく、子どもがどうするかを考えるチャンスになるんだ!

じゃあ。。。わがままって・・・?子どもはやりたい、嫌だという素直な気持ちを言っているだけでそのことをわがまま、と受け取るのはお母さん。お母さんのやり方次第で子どもが育つチャンスになる!ということに気付き、おお!と思われた方がたくさんみえましたよ!

今日の感想では自分はドラえもんだったんだなぁ、お母さんにならないかんなぁ、とか、すぐに対応せずに子どもの様子を見守りたいなぁ、とか、着替えるよー、など子どもにちゃんと伝えたい時は子どもに向き合ってちゃんと伝えないといけないなぁ、というものが多かったです。改めて、じっくり子どもを観察したいなぁ、と思いました^^。

ハレハレ保育から
雨あがりの、松阪城跡公園へ。心地よい風にちっちゃな石に子どもの心が動きます。泣いていたこう君も藤の実を見つけてにっこり。

藤棚の下でみんなでおにぎりを食べました。