松阪子育ち講座3月

今日は育児休暇中のパパさんが初参加!少しお話ししただけで、パパとママは子どもにたする感覚や考え方が全然違うんだなー、と感じ、なかなか面白かったです^^。

初めての方もいたし、久しぶりに復習しよう、ということで、みかんの苗木の絵を前に、小さな木と少し大きく育った木とどちらの苗木を買いますか、とみんなで話しました。

何回もやっていて、多分こっち、とわかっている方にも、なぜそちらを選んだのか、理由を言ってもらいました。小さな苗木を選んで、育てる楽しみがあるから、未来を信じて、根っこをまず育てたいから、など。初めての方は大きな苗木を選んで、根っこが大事だと思う、大きなものは根も立派な気がする、とのことでした。

根っこの絵を見てびっくり!小さな苗木のほうが根が張ってました。これはなんでかな?との問いに、あえて枝葉に栄養がいかないようにして、まず根っこを育てたら丈夫な木になるんじゃないかな、と。なるほど、なるほどぉー。

根っこを育てるには肥料をどこにやったらいいのかな?というのは、遠くにおいてここまで伸びておいで!とやりたいけど、少し心配で近くにおいてみたり、遠くにおいてみたり、色々かも。。。なんて心境も^^。

子どもでもきっと同じ。小さいときに育ててあげたらいい、子供の根っこって何だろう?をみんなで考えました^^。色々なことをやってみようとする力。自己肯定感。自分で考える力。体力。などなど。

じゃあ、この子どもの根っこを育てるにはどうしたらいいのかな?遠くから見守る、というのが出ました。自分で考えさせる、など。じゃあどうやったらそうできるのかな?

最近どうですか?という話の時に、1歳半の男の子のママが、最近自我が出てきて、食事の時になかなか食べず、好物のバナナを出して、ご飯を食べさせようとしたそうです。でも、一度バナナ、と聞き、目にしてしまうと子供はバナナに夢中!「バナナ」「バナナ」となってしまいました。お母さんは少し減らしてあげるから、ご飯食べてからバナナね、と減らしてあげ、一口食べたけど、またやっぱりバナナ、と。じゃあ、もう2口食べたらバナナね、と言われて、また一口食べたけど、やっぱりバナナ。もう一口!と繰り返して、結局ご飯は食べたんですが。。。という話がありました。

この例で、子どもの根っこが育つにはどうしたらいいかを実際にロールプレイングして考えてみました。「バナナ」に対して、もう一口だけ、もう一口だけ、とやっているのを見ていると、どうも食べさせよう!とあれこれ考えているのはお母さん。子供はバナナ、と言い続けたら結局バナナが食べられる感じ。じゃあ、「バナナ」と言ったときに、うんうん、とくに反応せず、ご飯食べようねー、とだけ伝えて、子供がどうするかを待った場合。子どもは自分で考えそう!

実際、普段の生活の中で似たような場面はいっぱいあるんだな、と思いました。お母さんからあれこれ選択肢を与えたり、ある程度誘導しておいて、子供が考えて決めた、と思っているけど、それはとても狭い世界だな。子供が自分でどうするか、を考えたら、もっといろんなやり方が生まれてきそう!困った時がチャンス、なんだけど、お母さんが困ってるばかりで、案外子供は困ってないことが多い感じです。子供が困った、どうしよう!?と考えられるように、日々の小さな出来事も、一つ一つ考えていきたいと思いました。