松阪子育ち講座4月

今日は久しぶりの面々♪子供たちも大きくなり、最近どうですか?の話に花が咲きました♪
クラス替えがあり、去年は色々トラブルのあった子達と他のクラスになりほっとした、という話や、引越しして1年たち、自分も子供たちも今の生活に慣れて落ち着いてやれるようになった、とか、相変わらず子供がしつこく言うのがうるさくて困るんです。。。なんてお母さんも^^。


じゃあ、どんな子に育ってほしいか?を出し合いました。
切り替えのできる子、言いたいことが言える子、人の話が聞ける子、色々な事にはっと気づける子、自立した子、愛し愛される子、我慢できる子などなど。


この中にいくつか、今の子供の様子を見て、ああ、こうなったらいいのに、という思いから出たものもありました。確かに今がより楽になるようになるには、と考えるところもあるけれども、そうではなくて、子供が大きくなり、大人になった時にどんな人になって欲しいか、遠くの目標を見ることで、じゃあ、今そのために何ができるかな、と考える方がやりやすいんじゃないかな?目先の子供の様子に振り回されず、長い目で子供を見ていけるんじゃないかな?となりました。


一つ例を挙げてみんなで考えてみました。子供が保育園で進級お祝いにケーキをもらってきたそうです。先生は進級のお祝いに、晩御飯の後に食べてね、と伝えたらしい。そして、子どもはそのケーキを持ってバスに乗って帰ってきました。帰宅したら「ケーキ食べたい!」と。お母さんは保育園でおやつも食べたし、もうすぐ晩御飯。やっぱり今はケーキを食べない方がいい、と考えて「今は食べないよ」と子供に伝えたんですが、子どもはもう「ケーキ食べたい、ケーキ食べたい、ケーキ食べたい」と言い続け、しばらくそこにとらわれているような感じだったそう。それを見たお母さんは”気持ちの切り替えのできる子になってほしい”と思ったそうです。


ではでは。。。切り替えのできる子になってほしい、と思ったとき、こういう時どうしたらいいんだろう?この子は切り替えできなかったのかな?
よくよく話を聞いていると、そのうちにおさまった、とのこと。じゃあ、切り替えられたんじゃない?という問いにお母さんは「私好みの切り替え方じゃなかったから、切り替えたと思えなかったのかな。。。」と気づいたようでした。


そして、子供の「ケーキ食べたい」を聞きながらお母さんは何を考えてたのかな?子どものケーキ食べたい、という気持ちは聞いてたのかな?という問いには、今はやっぱり食べたらあかんやろ、とか、そのあとの段取りのこととかに頭が行っていて、その子のケーキを食べたい!という思いは聞いてなかったような気がする。。。とのことでした。


もう一人のお母さんが「ケーキを食べたい気持ちはわかった!でも今は食べないよ!」って気持ちは聞いてるけど、やっぱり駄々をこねます!と。ケーキを食べたい気持ちはわかった、というのはどうなのかな?本当にわかったのかな?気持ちをきくってどういうことなんでしょうね。うんうん、わかったよ!と言うだけとはまた違う気がする。あぁ、本当にケーキを食べたかったんだねぇ、って心で感じてあげられたらいいなぁ、と思いました。


ケーキを食べたい、という気持ちを本当に受け止めてもらえた、と子供が感じたら、次は切り替える方向にいけるんじゃないかなぁ。気持ちを切り替えなさい!という前に「ケーキを食べたい」という気持ちも大事に受け取る、というのがあったらいいのかもね^^。


日常こんなことはきっといっぱいあるよね。その時々に、気持ちを心からきいていきたいし、その上で、どんな子に育ってほしいかな?を思い出して、じゃあ、今日はこうしよう、と考えてやっていきたいなぁ、と思いました。


ちなみに私は子どもの言うことをうんうん、とききすぎてしまう傾向にあるな、と思いました。聞きすぎると食べたい気持ちを引き出しすぎてしまったり、説得するためにあれこれ余計に言わせてしまったりしている気がする。もうこの話はおしまい、と言うのも私には必要だな。それぞれのお母さんによって、それぞれの子供によってやることは違うんでしょうね。自分と子供をよく見て、周りの人にも見てもらって、やるのが大事ですね^^。