松阪子育ち講座9月

今月は7月から2か月ぶり。幼稚園や小中学校に行っている子どもさんがいる方には長い夏休みだったし、まだ幼稚園に行ってない子にとっては普通の日々だったのかな。夏休みの話や最近の様子を出し合いました。


長い夏休み、今までは夏休みは子どもと一緒にゆっくり過ごせるから好きだったけど今年は子どもが家にいる間の様子が目について、初めて早く夏休みが早く終わってほしい、と感じたお母さんや、実家に帰っていとこやたくさんの子供たちと接し、帰宅してみたら弟のやり取りが変わった、とか、それまで出来なかったことができるようになっていた、というお母さん、子どもと一緒に出掛けて沢蟹をとったり、自分がずいぶん楽しんだ、という方も。


続いて、どんな子に育ってほしいかな?を出し合いました。
心も体も元気な子、自分で考えられる子、嫌なこともやってみようとする子、挑戦する子などなど。今日は初めての方がみえたので、根っこのおさらいをしました。子どもの生きる力を木の生きる力にたとえて考えてみました^^。子どもの生きる力が伸ばせるように、困った時をチャンスと見られたらいいね♪


それでは今日のテーマ。『どんな子に育ってほしいですか?何を願って子育てしていますか?』
これを聞いて、夏休み、自分がずいぶん楽しんでよかった、と思ったけど、子どもにとってはどうだったんだろう?自分ばかりが楽しんでいては…?と気付いた方も。
中学生の子供が自分の使ったものを片づけないのが目について気になる、というお母さん。小さい頃は片づけてたのにな、という話に、皆さんのお家のお片付けの様子が出てきました。


後で楽しいことがあるから机を片づけよう、と子どもの気分を乗らせて片付けする、というお母さんや、寝る前と掃除機をかける前にだけ遊びの一環で片づけしよう、とよーいどん!と声掛けをする、というお母さんも。
そこで、「何を願って片付けをさせたいの?」という問いに。。。
お母さん自身がきれいにしたい、とか、自分の身の周りのことは自分でできるようになったらいい、と思っているとか、そんな感じかな?片付いていないとお母さんはいやだなー、と困ってる感じだけど、子どもの方はどうやら困っていない様子。そこがポイントかな?


自分は子どものころ片づけが下手だったけど、一度お父さんに出しっぱなしにしてた鉛筆削りとノートか何かを外にほられたことがあった!あの時はびっくりして、でも、あれ以来片づけるようになった記憶がある、というお母さんがいました。これは片づけないことで子ども自身が困ったから、片づけよう、と考えられたんだろうな。


同じ片付けでも、子どもに何か願うことがあってやらせる片付けと、お母さんがきれいにしたい、というお母さんの都合でやらせる片付けは同じ片付けでも子供には全然違うものになる気がする、という話も出ました。


今、自分の子供は大きくなって片付けをしないんだけど、みんなの話を聞いていたら、自分は子どもが小さい時に、片付けをさせるためにあれこれ工夫して子供の気分をのせたりして、片付けするようにしむけていたけど、大きくなってくると小細工が通用しなくなり、片づけないようになったんだな、と思った。片付けさせることばかり考えていたけど、片付けが子どものことになっていなかったからだろうな。


片付けについて色々考えている中で、片付けができる子に育てたいわけではないけど、片付けをする、という場面を子どもが考え、育つチャンスにできたらいいよね、となりましたよ。何を願って、片付けする場面をどんな風にチャンスにしていくか?考えてやってみるのが宿題となりました^^。


参加された方の感想

講座の後はそうか、そうなんだな、と色々思うけど、日々過ごしていく中でついついその意識は薄くなってしまう。毎月1回よく考えることで、また考えられ、意識できるようになるので、大事だな、と思った。


自分の子供はもう小学生で、みんなと話していると小さいころにもっとこうしておけばよかった、という反省が色々沸いてきたりするけど、今この瞬間も少し先の未来からみたら”あの頃”になるんだから、今どうしようか、今何ができるかを考えていきたい、と思った。


片付けなど、子どもをどうやってその気にさせるか、ということを考えて来たけど、今のやり方じゃ通用しなくなる時が来るんだな、と思った。よく考えてやりたい。


片付けも含めて、何を願って子供にそういうことをさせたいのか、改めてよく考えてみたいと思った。