芸濃子育ち講座2月

まずは、先月からひと月やってみてを出してみると、「先月の講座で子どもに手出しが多かったと気づき、手出しをしなかったら、早く○○しなさいという口出しが増えた」という意見が出て、みんなも相当言っている様子。他には「あかん」や「ごめん」も。

そこで、お母さんの口癖、日々無意識に言ってしまっていることが子どもにとってどうなのか、「なんで早く早くって言うのかな?」を考えてみることに。

つい口に出てしまう…なぜ早くと言うのか、そこにはどんな思いがあるのか、本当に時間がないのか、自分が言われたらどうか?と考えてみると、どうやら自分が困らないようにと、自分の都合ばかりで、余裕がなく、子どものことを見ていない。
急がせて、出来たらそれで ちゃんちゃん。
それでは、そこにその瞬間に子どもは居ない。
子どもの何を育てたいのだろうと。

また、「時間がない」って、実際のところどうなんだろう。本当に必要なことをシンプルにチョイスしていけば、気持ちの余裕って意外とできるんじゃないかなとも。

口癖の「あかん」は、「ごはん作らなあかん」「行かなあかん」と。そうすると、傍にいる子どもにも口癖がうつるし、子どもにも「おもちゃ片付けやなあかん」「手洗わなあかん」となってしまいがち。「ごめん」もそう。「お迎え遅れてごめん」とか。

ただシンプルに「片付けるよ」「手洗うよ」「迎えに来たよ」でよいのに、これまた、子どもの何を育てたいのだろうと。

このことに、気づくことが出来たのは、大きいこと。

どんな子どもに育って欲しいのかを考えた時に、そこに子どもを感じながら、寄り道での楽しみも共に楽しみながら、気持ちに余裕を持って見守り、育ててあげたい。

講座で手を出さなければよい。口出ししなければよい。早く早くって言わなければよい。と気づき実践しようとすると、分かったつもりの方法論につい頼ってしまい、子どもの今を見るという大前提が置き去りになることがしばしば。

講座で最近の自分を話してみて、そんな方法論を片手に、雑に子育てしていたかもと。改めて、もう少しひとつひとつを丁寧に楽しんでやっていきたい。言い方ひとつ きもちひとつ丁寧にと。

Kさん感想
1ヶ月を振り返ってというところで、二人を寝かしつけることに困っていたけれど、ちょっとやり方を変えてみたら、すんなりといって、あんなに苦労していたことが何だったのかという話をしたら、私もそうだったという声を聞けて、やっぱり同じように苦労があった、次にまた困った時は、サークルで話をしてみようと改めて思いました。
今回は、初めて上の子を連れて参加して、託児をお願いしてどんな感じになるのかなと思っていたけど、他の子たちと楽しく遊べたようで、また一安心でした。保育園での生活が影響しているんだなぁと。下の子は下の子(6か月)なりに他の子たちを感じて、過ごせたのかなぁと。子どもたちは、ほんとその場その場で、育ちあうんだね〜。

Hさん感想
目の前のことばかりでなく、どんな子になってほしいかを心に置いて、子どもと向き合っていきたいな〜。育児していて、これってどうなんだろうって思ったことを講座で話して、皆で考える時間があることが嬉しく思います。
子ども達も仲良く走り回り楽しかったみたい。みんなでペットボトル転がしたりして遊んでいて、ペットボトルでこんなに遊べるんだって思った。またそれを見てた子が水筒転がしていて面白かった。
今日、上の子がお風呂入るのに、服脱いでひとつひとつ洗濯機に放り込んで、椅子持ってきて覗いて「わ〜入ってる〜」って笑ってるのを見てた。前なら「早くお風呂入りな〜」って怒ってた。 自分で入れて洗濯機の中に入ってるのを確認していたんだ ちょっとした寄り道を覗いてて、ほんわかした気持ちになった。なんで前は怒ってたんかな〜。

ハレハレ保育の子どもたち
0歳から4歳までの7人の子どもたち。最初から楽しそうにブロックで遊んでいる子がいて、お母さんとの離れ際に大泣きした子もこのとおり、大はしゃぎで遊びました。持ってきた鞄を触って泣いていたさきちゃんも、いつの間にかみんなのそばでにこにこ顔に♪楽しさの伝播です♪楽しいものには寄っていきたくなるような♪その日に集まった子どもたちが互いに影響を与え合って、引き出し合うハレハレ保育です(^^)