松阪子育ち講座2月

2月のテーマ 「ごめん」

日頃「ごめん」を言っているかとの問いに、皆あまり考えたことがない感じなのか、すっと出てこない。

おかずを出し忘れたり、知らずにぶつかったなどのうっかりによる事例

子どもを玄関に待たせて帰宅した時、約束を守れなかった時というような 他の事情による事例

子どもには使わないようにしているけど 大人にはよく使うと言う意見も。

必要な、気持ちのこもった「ごめん」もあるけど、口癖や、とりあえずの「ごめん」も結構ありそう。

では、どうして「ごめん」と言うのだろう。

言った方は、自分のきもちが納まる感じ。
言われた方は、「ごめん」と言われるようなことをされたんだという感じになりそう。

何もない関係から 被害者は加害者を作る。
「お母さんが◯◯だったから こうなったやんか」と、子どもは母を責める傾向になっていきそう。
これを続けていくと子どもはどうなるか。
何か起こっても いつも人のせいにして事実を受け止められない人になっていきそう。

子ども同士も、
幼稚園で先生は子どもに「ごめんね」「いいよ」と言わせて、ちゃんちゃんという事例

対大人でも、
「〜すいません」が口癖になっている事例
子どもには使ってないけど、子どもはその雰囲気を見て感じている。
「ごめんなさい」はきもちがなくて使うものだと、大人の背中が教えている。

人との関係を大切にしていく人に育ってほしい。そう願いながら、誰を見てるのか。子どもに何を伝えてるのか。

起こった出来事を、誰かのせいではなく、「今はそういうこと」とそのままを受け止められる子に育ってほしい。
その方が、大人になってもきっと楽なはず。

子どもの育ちを一番大切にして、子育てをしている自覚を持ち、ことばと行動を選びたい。