松阪子育ち講座4月

先月は色々あってお休みになったので、今月は2か月ぶり。久しぶりの方が7ヶ月の赤ちゃんをそばで見ながらの講座になりました。

まずは最近の様子を出し合いました。下の子が生まれ、生まれたときはそうでもなかったけど、最近少し赤ちゃん返りを上の子がしたりして、保育園に行くのを嫌がったりしましたが、4月に年中さんになることで、自分より小さい子が入ってくるなど、保育園の変化を感じてまた楽しみに行くようになった、とか、幼稚園に入園して、お母さんとの別れ際は泣くけど、すぐに泣き止んで楽しく遊んでいるらしいです、とか、転校・入学して環境の変化に戸惑うかと思ったけど、案外子供はたくましくて自然になじんでいっています、などなど、進級・進学の4月ならではの様子が色々みえました。


次にどんな子に育ってほしい?を出し合いました。
何でもやってみる子、自分で考えられる子、何でも楽しんでやれる子、などなどが出ましたよ。


今日は久しぶりの方もみえたので、「生きる力」について考えました。「生きる力」ってどんな力だろう?
聞く力、言う力、考える力、見る(観察する)力、考えて実行する力、好奇心、体力などなど。

じゃあ、生きる力ってもともと持ってるものなのかな?ちょうど目の前に7ヶ月の子がいたので、その子を見て考えてみました。赤ちゃんってよく聞いてるよねぇ。おなかが減ったら泣いたり、言う力、伝える力もあるよねぇ。よく見てるよー。欲しいものがあったらそれに向かって動こうとする実行力や好奇心もあるねぇ。
どうやら、生きる力は生まれつき持っているようです。


それでは、うちの子は生きる力あると思う?との問いに、あるある!という方と、あるとは思うんだけど、自分が疑ってしまうんです。。。というお母さんも。自分が疑ってしまう、というお母さんともう一度よく考えてみました。あるとは思うんだけど。。。と思っているのはあくまでもお母さん。じゃあ、子供の実際を見てみたらどうなの?生きる力、ないの?いやぁ、あります、と答えたお母さん。ついつい自分の思いの中であれこれ考えて心配になったりするけど、実際目の前にいる子供をよくみてやってみる子育てでやりたいね、と確認できました。


生きる力って、親が教えるものだと思う?との問いに、うーん、特に教えなくてもすでにやってみていたり、教えたらできるものでもないと思う。
つまり、親は生きる力を教えるなんてものではなくて、子供が生きる力を発揮できるように、環境を整えるものなんだなぁ。ついつい何かを教えるものと思いがちだけど、そうじゃないんだなぁ、と改めて思いました。


じゃあ、どんな環境を整えたらいいかな?を考えてみました。
子供が自分で考えるように、先に答えない、とか、ぎりぎりまでは様子を見て自分でさせる、とか、子供が聞きやすいように、シンプルな言葉で伝えるようにする、とかが出ました。子供の年齢や様子によって用意したらいい環境は様々なんだろうなぁ。まずは子供をよく見て、そこからどんな環境を用意するかを考えていきたいなぁ、と思いました^^。


参加された方の感想

・久しぶりに参加して、頭で考えたことを言葉にすると色々確認できたり、気づくことがあっていいなぁ、と思いました。
・家ではお父さんも忙しいし、自分も忙しいし、なかなかゆっくり子供の様子など話せないから、久しぶりに参加して、色々話ができてよかった。
・いつも子供を見る方に入っているけど、考えることも話すこともできてよかった。
・自分と一緒に散歩に行くとすぐに抱っこ、といって歩かないのに、ハレハレ保育では1時間くらいたっぷり自分で歩いたと聞いてびっくりしました。

子育ては自分一人の頭の中では進まないなぁ、こうやってみんなと話してすっきりしたり、楽しかった、という思いとともに、みんなで進んでいきたいなぁ、講座がそういう場になっているのがいいなぁ、って思いました。来月もみんなで楽しく話したいです。