松阪子育ち講座6月

今日は1年ぶりの方や初めての方がみえて、またいつもと違う感じでした^^。


初めての方がみえたらお決まりの根っこの話。みかんの木の苗を買うとき。小さな苗と葉が茂った少し大きな苗とどちらを買いますか?とみんなで考えてみました。ずっと講座に来ている方は根っこが大切だから見栄えだけに惑わされず、根っこをみて買ったらいい、小さいうちに葉が茂ったものは根っこに栄養があまりいっていないので、葉はそんなに茂っていなくても、まずは根っこの方をしっかり育てた方の苗を買ったらいい、とのこと。


初めての方も、自分が苗を買うときは茎の太さを見たり、元気良さをみたりするし、早くに花がついたり実がついたりしていると、根っこが弱っていたりすることもあるからぱっと見ただけの葉の茂り具合だけではわからない、とのことでした。


見た目だけでなく、見えない部分が大切。これは人も同じで、小さいうちに目に見える事柄だけを育てるのでなく、目に見えない根っこ=生きる力を育てていきたいね、という話に、みなさん、うんうん!と^^


じゃあ、生きる力ってなんだろう?と考えてみました。つらいことがあったとしてもそれを乗り越えていける力なのかな。今あるところで幸せ、と思えたらどんな時もやっていけるんじゃないかな。今あるところで幸せと思える心が生きる力なのかな。


ここで、みんなと一緒にもやってほしいけど、自分一人でもやれるようになってほしい、という話が出ました。友達がみんな好き、と言ってるものを自分が好きじゃなかったときに、私はこっちの方が好きだな、と言えるといいな、とか。自分一人だけ違う、と一人になってしまってほしくない、と。


モンゴルで2週間過ごした時、言葉は全然わからなくて、ああ、言葉がわからない。。。孤独だ。。。と自分が思ったら一人の世界になってしまって寂しくなるけど、言葉はわからないけど、それでも何を話してるのかな?と相手に向く心があれば、言葉がわからなくても楽しい。この状況を寂しくするのも楽しくするのも自分だな、と感じたそう。
ポイントは自分。そんなことに気づけたら、また物事が違ったように見えるなぁ、なんて思いました^^。


生きる力、根っこを伸ばしていくのは子どもで、親が引っ張ってやることも伸ばしてやることもできない。太い根っこが1本よりも、たくさんの根っこがもじゃもじゃとあちこちに伸びて、あっちがだめならこっち、としなやかになってほしい。根っこが伸びる環境を用意してあげたいな。


参加された方の感想


小学生、中学生になったら色々自分でやらなきゃいけないことが増えて、その時その時で悩みが出てくるんだなぁ、と思いながら聞いていました。うちはまだ上が年中さん。年中さんなりに根っこを伸ばせる環境を意識したいな、と思います。私も仕事が始まったらどうなるかな。子供たちもどう成長してくれるかと楽しみです。


久しぶりに根っこの話。根っこの話は何度となく聞いて意識しているつもりでも、ついつい目の前のことにとらわれがちに生きているなぁ。庭先に飢えているピーマンの苗、土がよすぎて、まだ背丈が小さいのに大きな実をつけている。なんだか不自然。子供もそうなってることって結構あるんやろうなと。これからどんなときも楽しく強く生きていけるように、幼児期の今、子どもが根っこをいっぱい伸ばしていけるよう、日々に足りなさを用意して木の上に立って見守ることを改めて意識したいなぁ、と思いました。


普段考えていることを声に出して聞いてもらうことで頭の中が整理できた気がします。ほかの方々の話も参考になりました。