津子育ち講座 10月

今日は初めての方がお二人。しかも、すごい偶然!?お二人ともお子さん5人のママでしたよ〜。
まずは、どんな子に育ってほしいか?出し合いました。
心が豊かな子、感謝する心を持てる子、困った人に手を差し伸べられる子、自分で生きていける(自立した)子、自分で考え行動できる子、素直な子などなど。


次に、みかんの木の根っこの話をしました。みかんの木の苗を買う時にどこを見るかな?植木屋さんは葉の茂り方や幹の様子などの目に見える部分でなく、根っこがしっかりはったものを選ぶそう。
そんな根っこに育てるにはどこにどれだけ肥料をやったらいいかな?根っこの周りにいっぱい!と言われた方が、あ、でもいっぱいすぎるとかえってダメになるかな。適度な量が大事かな、と話しながら気づかれました。
根っこの近くではなく、少し離れたところ。根っこの力で自分で伸びていけるように肥料をやるといいんですね。


みかんの木の根っこはみかんの木の生きる力。人間の子も同じで、子どもの生きる力を育てるには、肥料を少し遠くにやる、これは『見守る』ことかな。見守るっていうのはほっておくのとは違い、お母さんの心があるよね。暖かい心で見守る感じかなぁ、と思いました。見守る=足りなさで育てるってことかな。


じゃあ、具体的に見守る、足りなさで育てるってどんなことだろう?考えてみました。


元気な体に育てるには?


厚着をさせない。体が丈夫になりますね〜。


歩くようにする。ついつい抱っこしたり、車で送迎したりしがちだけど、子どもの体の成長を思うと、やっぱり歩くといいですよね。


日常生活の中ではどうだろう?


おやつを少なくしてご飯をしっかり食べるようにする。おなかが減って食べるご飯はおいしいから、食べなさい、と言わなくてもいっぱい食べますよ〜、とのこと。


テレビを見る時間を考える。ここで、うち、テレビがないんです、というお話が出ました。テレビが壊れて、買わないとねぇ〜、と言っているうちにテレビのない生活に慣れてしまったのだとか。始めのころは早くテレビ買ってー、という感じだったそうですが、慣れてしまうと、テレビを見る時間に本を読んだり、子ども同士で遊んだり、自分たちで時間を過ごすようになったそうです。ないならないで、子どもってどうにかできるんですねぇ!


子どもたちが楽しめるように、と夏休みなど、あれこれ用意してでかけたりしないようにしていると、ひま〜、ひま〜、と言いつつも、自分なりに時間の過ごし方を見つけて部屋の片づけをしたり本を読んだり、勉強したりする。やったら、といってもなかなかやらないけど、自分で決めてやるのを待つ、見守るのが大事なんだなぁ、と思いました。


喘息の子。体が丈夫になれば発作が出にくくなるので、丈夫になるようにスポーツをやらせている。多少発作が出ても、発作が出るから運動させないで、とか、丈夫になるように多少発作が出ても運動させる!というよりは少しずつ強くなるように、その子の様子を見ながらやるのが見守るってことかなぁ。


みんなの話を聞いてみて、いろんな見守るがあるよなぁ、と改めて思い、まずは色々やってみたいなぁ、と思いました^^。