豊橋子育ち講座10月

今回は、2回目の人、常連の人、久しぶりの人、講師、全員で10人の顔ぶれが揃いました。(子預かりのお母さんは2人・子ども3人)


今回は講座の会場を市民館に移し、子ども預かりは、いつもの家で行いました。いつもは一軒の家で2Fで講座、1Fで子ども預かりをしていて、子どもを感じながら講座をしていましたが、今回初めて別々の場所でやってみました。なんだか新鮮。


まずは、自己紹介。それぞれ、講座に来て思うことを出しました。「ここでは思ったことを楽に出せるよ」今まで来ている人からそんな風な気持ちが出てきたり、「一緒に考えていきたい」と出してくれたり、この講座がみんなにとって、心地よい場所になっているような気がします。


それから、前回の講座をやって、その後の様子や最近の様子を出しあいました。
その中で、「幼稚園でお友だちとトラブルになった時、先生が仲裁に入って相手の子はすぐにごめんなさいしているのに、うちの子Rくんはすねて何も言わなかったり、怒っていると、持っているものの扱いを荒くして、いかにも怒っていますオーラを出している、もう少し素直に出せたらいいのにと思う」、と出してくれたMママ。
その事を聞いて、「Rくんはとっても素直に自分の気持ちを出しているよ、納得いかないからごめんなさいしなかったんじゃない、これからがとっても楽しみ」と温かい意見。
Mママもそっか〜とほっとした様子でした。


前回の講座をやって見守るをしてみたとIママ。お友だちにボールを貸してと言われて、いやと言っていたMちゃん。
お母さんが、「今使ってるから終わったら貸すね」、「終わったら貸してあげようね」、の声かけで5秒後には貸してあげてた、そんなほのぼのする話も出ました。


Rママからは休日、お父さんが子どもたちに「名古屋ドームに行くぞ」と言ったら、弟は喜んでいたけど、お姉ちゃんは「野球見てもおもしろくない。行きたくない」と。そこでお父さんはいろいろ考えて、ドーム行った後、お姉ちゃんが喜ぶ所に行こうと考えていて、頭で計画を立てていた。2人をドームに連れて行った後、お父さんはお姉ちゃんから自分が計画している事を察して、行きたいと言って欲しかった。けれど、ドーム行っただけで、お姉ちゃんからは何も言われなかったから、そのまま帰ってきた。でもお父さんは不満だったらしい。

その話を聞いて、そんな高度な事を小学生の子どもに求めてるお父さんにみんなびっくり!でも、お母さんは毎日子どもと関わっているから、様子がよくわかるけど、たまにしか関わっていないお父さんは子どもの事、あまりわからないかもね、と言う話になり、ちょっと納得。
今回は人数が多い分、いろんな話が出てきます。


その後、どんな子どもに育てほしいかを出しあいました。
・物を壊さない子
・サバイバルな子(たくましい子)
・思いやりのある子
・自分の気持ちを出せる子
・相手の気持ちを考えれる子
・自分を認めれる子
・誰とでもやっていける子
その事を出しあって、じゃあ、「相手の気持ちを考えれる子と自分の気持ちを出せる子」って、どんな感じ?
みんな、ん〜と考え出しました。


Hママは、3人姉妹で、朝ご飯を下の二人が作っているのに、後に来た上の子Kちゃんが「どいて!」と横暴な態度。「それは相手の気持ちを考えてなく、それてどうなの?と思ってしまう。だけど、自分の気持ちは出しているよね。
でもそんな時、上のお姉ちゃんに、「それはないでしょと言ってしまう」「姉妹だからいいのでは。私は一人っ子だったから子どもたちがケンカしているの見て、兄弟がいるっていいなぁ〜ケンカ出来ていいなぁ〜って思うよ。」とRママ。
「お姉ちゃんに対して不満があったから、今、自分の子どもだけど、不満をお姉ちゃんにぶつけてるのかな?」とHママ。自分の育った環境を背負って子育てしてるかも、とみんな驚きと納得でした。


初めに、サバイバルな子に育ってほしいと言っていた、Iママ。サバイバルな子ってどんな子と聞くと、「たくましい子」。
「じゃあ、パンが1つしかなくて、自分と友だちの2人生き残りっていた時、1つ食べないと生き残れない、そんな場面ではどうしてほしい?」と聞くと「一人じめせず、分けあってほしい」「でも食べないと死んじゃうだよ」「でもやっぱり、分けてほしい」と。「なんだか究極だね〜」「たくましいってどんな子なんだろうね」と、答えが出ず、ん〜とみんなでうなっていました。でも、おもしろい。


相手の気持ちを考えるって、察する事?それって、考えてわかるのかな?相手の気持ちになって考えることは出来ても、相手の心はわからないよね。


じゃあ、聞くっていうのはどう?
そう、察する事は難しいけど、聞く事はできるね〜と。
改めて、ドームのお父さんの求めた事って、難しいことなんだと思いました。
察することは難しいけれど、聞くこと、それならできる、やっていこうと思えた講座でした。


Rママ……
今月の講座は、始めて以来初の10人という大人数でした。
会場も市民館を借りて託児も別の場所でしたので、子供の声が聞こえず話しに集中できました。
参加者が多く、年代もバラバラでいろいろな意見が出て楽しかったです。
同じような事があっても、みんなそれぞれ感じかたや受け取りかたが違うことがわかりました。
またこれからもこんな形で続けて行きたいです。


Kママ……
いつも子供に対してかける言葉にこれでいいのかな…って迷ってるけど、講座では迷いにヒントをもらった気がしました。


Mママ……
参加させてもらい、『聞く』ということを意識していけたら、私から子供へ一方通行だったやり取りも、変われるような気がしました。


mママ……
私が子供の事を話している時に、みんなから笑いが起きました。あれっ私の悩みって笑えることなんだな〜って、一瞬不思議に思えたけれど、それは私が子育てを楽しめてないことなんじゃないかなって気づきました!!
そんなこともあるよね〜って楽しめてない自分だから、きっと子供の前でもイライラやプリプリしてるんだなぁと思いました。そんな私を見ていたら子供だって毎日楽しくないし、そりゃ幼稚園でイライラするなと!
あれこれ口出しして私のものさしに入りなさいって押し付けていたことに気づけてよかったです!!
何でこんな風に育ててしまった…ではなく、へぇ〜こんな風な捉え方するんだねって私の受け止め方を変えれば楽しい日々のスタートになるんだなと思いました。